納豆というのは、大豆を煮た後、納豆菌で発酵させた食品のことをいい、食物繊維も含んだ大豆まるごとの健康効果に、納豆菌の効果が加わった健康食品といえます。

納豆は、大豆たんぱく質は肉に劣らずアミノ酸のバランスがよく、心臓病を予防する効果が米国で認められています。

また、納豆の大豆たんぱく質に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を持ち、エストロゲンの不足で生じがちなほてりや骨のぜい弱化の緩和にも役立つとされています。

納豆菌が発酵で作り出すビタミンＫ2は骨を強化する成分で、ねばねば成分であるポリグルタミン酸は、カルシウムの吸収を促進させます。

納豆菌が作るナットウキナーゼという酵素は、血栓を溶かす作用があり、血液サラサラを保つのに有効です。

放射能除去物質として発見されたピコリン酸は、抗酸化力が強いです。

また、動脈硬化の予防に有効なポリアミンは、もともと大豆に含まれている物質ですが、納豆菌の発酵によって量が増えます。

さらに、納豆菌そのものが腸の善玉菌を増やして悪玉菌が作る腐敗産物を減らすプロバイオテックス効果を持っています。

納豆を1日1パックとることで、上記のような健康効果を享受することができます。

□甜茶（てんちゃ）